日本を襲った地震と津波から4年、瓦礫はまだオレゴン州やワシントン州南西部に流れ着いている。少なくともあと3年は、このまま瓦礫が流れ着くと科学者は予想している。
100万トンと推定される津波の瓦礫は、いまだに太平洋上を漂っている。
オレゴン州ポートランドのKGW-TVは、ビーチ清掃をしていたボランティアが、バスケットとたくさんのキッチン用具を見つけたところを報道した。発見された漂着物は、たくさんのゴミや人工物と一緒に持ち去られた。
最初に太平洋を横断した瓦礫の一部は、発泡スチロールの塊のような軽いものを含めて、簡単に風で運ばれた。材木やタイヤなど水中に留まっていた重いものが、すぐに後に続いた。
2012年6月以来、オレゴン州の津波漂着物ホットラインは、1,742件の電話を受けている。
鳥取大学環境学部の調査員は、オレゴン州立大学と提携し、津波の漂流物の追跡調査を行っている。