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全米平均を上回るペースでハワイの人口増加

Bynikkansan

12月 26, 2014

ハワイからメインランドに移住する人の数が、メインランドからハワイに移住してくる数より多いのにも関わらず、71日を最終日とする1年間でハワイ州の人口は10,500人増加していることが国勢調査の発表でわかった。

ハワイの人口増加は、出生数と海外からの移民が主な原因である。今週発表された国勢調査の推計によると、ハワイ州は2013年の1,408,987人から2014年は1,419,561人に人口が増加していた。

ハワイ州の人口の年間増加率は0.8パーセントで、平均すると1日に29人増えていることになる。全米平均の0.7パーセントを上回っており、全米20位となっている。

しかし、ハワイよりも人口が増加している州は33州もある。また、人口の多い順では、ハワイは全米40位のままである。年間の推定増加数は平均15,000人となっている。

新しいハワイ住民の10人中ほぼ8人が、自然増加、または出生と死亡の差である。新しいハワイの住民のうち、外国からの移住者と、外国への移住者の差が20パーセントを占めていると推定されている。

2014年にハワイからアメリカの別の州に移住したのは5,141人。前回の国勢調査2010年のときには、ハワイからメインランドに移住した人の数は、メインランドからハワイに移住してきた人の数を11,000人も上回っていたが、この傾向に区切りがついたことになる。

また、2010年以来ハワイに住んでいる現役服務中の軍人が、約1万人増加していることも国防省の調査でわかったが、昨年はわずかに減少していた。

「通常は、変動する移民の数を正確に推定するのは簡単ではありません」と州ビジネス経済開発観光局の統計・データサポート課主任、ヤン・ソン・キム氏は述べている。数字はあくまでも推計であることをキム氏は付け加えた。

ハワイはここ数年着実な人口増加を示している。2010年以来、人口は6万人近く増えている。人口増加率は4.4パーセントであり、全米トップの増加率である。全米平均は3.3パーセントだった。