州の鳥、州の花に続き州のおやつが認定
ハワイ州の鳥はネネと呼ばれるハワイガン。州の魚はフムフムヌクヌクアプアア。州の哺乳類はモンクシール。州の議会がこのリストに『州の公式おやつ』も加えようとしている。そしてそのおやつとは、もちろんシェイブアイスだ。両院で可決された決議では、コーンに丸く盛られシロップとろけるシェイブアイス(お好みでコンデンスミルクやアイスクリーム、小豆、餅まで加えられる)こそがハワイの持ち歩きおやつ代表であることが明確に提示されている。決議案には「ハワイの食文化の多様性を称えるだけでなく、州の最も象徴的なおやつの1つと州の協力関係を強固にするためシェイブアイスを州の公式おやつと宣言する」との一文が記載されている。さらに「シェイブアイスのバリエーションは世界中で様々な名前で存在しているがハワイのシェイブアイスは氷の削り方とトッピングの豊富さの点で特に独特である。前アメリカ合衆国大統領バラク・オバマ氏も家族とハワイに訪れた際にシェイブアイスを楽しむ」との文言も。
法律家がふざけてるだけだと決めつける前に、すでに公式おやつを決議により定めている州がある事実を知ってほしい。例えばイリノイ州の公式おやつはポップコーンで、アイオワ州はスモア。そしてニューヨーク州はヨーグルトだ。
日バイリンガル幼稚園ハワイに開園予定
英語と日本語両方を使用した教育を提供するバイリンガル幼稚園が、ハワイに開園予定であることが30日木曜日に明らかになった。
カリフォルニア州サンカルロスとパロアルトにあるソラ・インターナショナル・プリスクールの新校は、ホノルル市内のマノア、オアフ・アヴェニュー沿いに建設される予定。建築家のタカオ・ウガイ氏が手掛け、順調に進めば、9月頃に建設が開始され、今年の末には完成する見込みだという。マノア地区自治会には4月5日に新設幼稚園として計画を提出する。
ソラ・インターナショナル・プリスクールは、英語と日本語両方を話す、または習得を目指す生徒のために両言語を話す教師を揃えている。小学校就学前の3歳~6歳までを受け入れる幼稚園で、カリフォルニア校の学費は全日プログラムの場合年間7033ドル。
ワイキキプリンスホテル改修され新名称で今夏再開
改修のため営業を中止していたワイキキ・プリンス・ホテルがワイキキ・セントラル・ホテルに名を改めて7月にオープンする予定だ。ワイキキプリンスは30室の低価格帯ホテルで、ハイアット・リージェンシー・ワイキキ・ビーチリゾートの近くに位置している。
オーナーは変わらず、マリポーサ・プロパティーズ代表のライトン・ジョン氏とその家族が引き続きホテルを経営する。数十年前にホテルを建設したのはジョン氏の両親で、彼らはプナホウ校卒業生。
ワイキキ・セントラル・ホテルはプリンスエドワード・ストリートとコア・アヴェニューの間に位置し、ステイ・ホテル・ワイキキの隣。4,125スクエアフィートの土地に建てられ、ホテルの延床面積の合計は11,368スクエアフィート。
ホノルル空港でペットの犬が警備員に撃たれる
オアフ島に住むレイシャ・ラモスさん25歳の愛犬カイエレがホノルル空港で撃たれる事件が起きた。「ただただショックです。カイエレは優しい子で、誰かを襲ったりすることはありませんでした」とラモスさんは話す。
運輸局広報担当のティム・サカハラ氏は、事件が未だ調査中であるとし詳細は明かさなかった。空港の警備を担当するセキュリタス・セキュリティ・サービスUSA社は、犬が吠えて飛び掛かってきたため自己防衛のための発砲だったと主張している。
ラモスさんによるとカイエレはピットブルの血統が入ったミックス犬で、2歳。事件が起こったのは3月30日木曜日、ラモスさんとカイエレがハワイ島からオアフ島に戻ろうとしていた時だった。カイエレは午後4時30分にホノルル空港に到着し、ラモスさんは別の便で午後5時40分に到着した。ラモスさんによれば、ボーイフレンドが貨物エリアでカイエレを引き取り、車に乗せ、ハワイアンエアラインズのターミナルの山側にある芝生で待つ予定だったという。彼女は到着後すぐに駐車されているボーイフレンドの車へ向かった。カイエレはヤシの木にチェーンで繋がれ、ボーイフレンドは彼女の荷物を取りに手荷物受取エリアまで向かっていた。そこへ警備職員の車が近づき、犬を連れてそこを去るように注意し始めたという。「その職員は立ち去らないのならそれなりの対処をすると言いました」とラモスさん。彼女の話では、職員は怒鳴りながら銃を取り出した。その時カイエレとラモスさんとラモスさんの生後5か月の赤ちゃんはパーキングの芝生エリアに座っていた。
「私の犬は立ち上がり尻尾を振っていました」ヤシの木に繋がれていたチェーンが壊れたが、カイエレが唸ったり吠えたり歯をむき出すような様子はなかったとラモスさんは話す。「私はすぐにカイエレの首輪をつかみましたが、抑えることは出来ませんでした」カイエレは駆け出してしまった。ラモスさんは、彼女が5か月の赤ちゃんを左腕に抱きながらカイエレの首輪をつかもうとしていたと話す。そして警備職員はラモスさん達からわずか数フィートの距離からカイエレの頭部を撃ったという。職員の取った行動は状況を悪化させたに過ぎず、彼女の犬を撃つ必要はなかったとラモスさんは話す。怒鳴りながら状況をかき回すよりも、動物管理局を呼んだり、ラモスさんとボーイフレンドを呼び、話をすることも出来たはずだと。
セキュリタス社によると、警備職員はスタンガンやペッパースプレーの様な非致死性の武器を携帯していない。発砲した警備職員は治療のため休暇を取っており、発砲を後悔していると述べたという。
空軍が鳥類保護のため基地の照明を削減
アメリカ空軍が絶滅危惧種の鳥類を保護するためハワイにある施設の屋外照明を削減する事に同意した。その施設とはカウアイ島の山頂にあるレーダー施設、コケエ空軍基地。太平洋空軍地域サポートセンター司令官のフランク・フローレス大佐が、空軍はコケエ空軍基地周辺の絶滅危惧種の鳥類の保護に徹するとメールで表明した。保護活動を行う非営利団体『センター・フォー・バイオロジカル・ダイバーシティ』は、コケエ空軍基地の照明が原因で2015年に130羽以上の鳥が空中から落下したと話す。同団体によると被害にあった鳥はハワイシロハラミズナギドリと、絶滅危惧種のクロコシジロウミツバメとハワイセグロミズナギドリで、落下した鳥のほとんどは死亡したという。これらの海鳥は夜間の飛行時に明るい光に向かっていく習性があるため、地面への衝突を招いたと予測されている。同団体は昨年6月に空軍に対し絶滅危惧種保存法を冒していると訴えた。今回の消灯措置の発表を受け、同団体は今後空軍に対し訴訟を行う意思はないと話している。
屋外照明の消灯が実施される期間は、海鳥が生息地を行き来する毎年4月1日から12月30日まで。消灯期間は歩道に輝度の低い照明を設置し海鳥への影響を最小限に留める予定だ。12月31日から3月31日までの期間は従来通り照明設備を使用する。
アロハタワーで第一次世界大戦100周忌式典
第一次世界大戦終戦から100年を記念した戦没者追悼式が2日日曜日にアロハタワーで行われた。アロハタワー・マーケットプレイスで開催された式典には軍従事者や退役軍人、市民が参列。アメリカがドイツと連合軍に対し宣戦布告をする決め手ともなった、撃沈した商船アステカ号を追悼した。ドイツのUボートの攻撃により大西洋に沈んだ商船乗組員の中にはハワイ出身者が6人含まれていた。「前世代の軍従事者や市民が払ってきた犠牲を思い出す事は重要だと考えます。今私たちが手にしている権利は彼らのお陰なのです」と第一次世界大戦100周忌任務部隊のカーティス・マンチェスター氏は語る。
式典では、デビット・イゲ知事が4月2日を第一次世界大戦追悼記念日とする宣言にサインをした。参列者達はドックサイドで行われた式典の後、戦没者に敬意を示し海に花を捧げた。
ホエラーズ・ヴィレッジに新ミュージアム
2015年に閉館したマウイ島ホエラーズ・ヴィレッジの『ザ・ホエラーズ・ミュージアム』に代わり、新しい博物館『ホエール・センター・オブ・ハワイ』が今年オープンする予定だ。ホエラーズ・ヴィレッジがアメリカ海洋大気庁とハワイ諸島ザトウクジラ国立海洋保護区とパートナーシップを組んで提供する新しい博物館のオープンは6月1日の予定。博物館では、捕鯨産業の歴史や、アメリカの13の海洋保護区の1つでもあるカアナパリビーチの環境について展示される。ホエラーズ・ヴィレッジを所有するジェネラル・グロウス・プロパティズ・ホエラーズ・ヴィレッジは現在、センターの改築と小売店と飲食店の増設を含む予算数百万ドルの改修工事を進行中。
人気ハイキングトレイル住民らが入場制限求める
数年間に渡る議論の末、ウィンドワ・オアフにある人気のハイキングトレイルに大きな変化が訪れるかもしれない。違法駐車、頻繁に起こる救助活動、トイレを探すハイカー達にうんざりしているマウナウィリ・フォールズ・トレイル近隣の住民たちは、立ち入りを制限する規定を求めている。
住民達が提案する草案は、許可を受け契約したツアーのバンだけが週に最大300人までマウナウィリ・フォールズ地区にアクセスすることを許可する内容。徒歩でのアクセスも禁止。さらに、毎月第1土曜日に地元住民向けに無料のパブリック・ツアーの開催が盛り込まれている。しかし、地元ハイカーの中にはこのアイディアに反対する声も。
「ツアーグループと一緒に行きたいとは思いません。もっと静かに自然の中で好きなように過ごしたいです。私にとってはそれがハイキングの楽しみですから」とカイルア在住のダック・トゥロンさん。他の3つのハイキングトレイルの使用が制限される予定はない。
マウナウィリ・フォールズ・トレイルは州の所有地と、HRTリアリティ社所有の土地にまたがる。同社は近くのゴルフクラブの条件付き使用許可を維持するため、トレイルを1マイル程離れた『クィーンズ・リトリート』の名で知られるエリアまで移動させるよう提案中。マウナウィリ住宅コミュニティ協会のメンバーであるクリスティーン・ナカマツ氏は「私達は環境に着目して現在の自然の状態を悪化させずにこのエリアには何人くらい受け入れられるか検討しています」と述べ、マウナウィリ地区を守るためにはルールを設ける必要があると主張した。
住民の中には、入場制限の計画が決定するまで、今すぐトレイルの入口を閉鎖して欲しいと話す声もある。 HRT社は所有地20エーカーを駐車やトイレ、文化施設へのアクセスのために開放している。同社は開放中のマウナウィリ公園に隣接した20エーカーを指定駐車場のないオロマナのトレイルに割り当てることに同意した。引き換えとして同社は州に対し、新しい駐車場とトイレまで向かう道の改修費用の負担を要求する予定。また、旧政府道路の権利の放棄も求めている。この件に関しカーク・コルドウェル市長のオフィスにコメントを求めたが返答は得られず、土地と自然資源省は提案文書を精査中であるとしコメントを控えた。マウナウィリ・フォールズ・トレイル縮小案の予算は85万1300ドルが見込まれており、HRT社は市に管理計画を6月1日までに提出しなければならない。新しいトレイルが10月1日までに提供される場合にはマウナウィリは一時的な閉鎖が許可される。